登録販売者 第3章の重要30成分リファレンス|分類ごとの作用・副作用・注意点まとめ
この記事の結論
- 第3章「主な医薬品とその作用」は全120問中40問を占める出題の要所です。
- 手引きから、学習の手がかりとして編集部が選んだ30項目の作用、副作用、使用上の注意を分類別に整理しました。
- 過去問の演習時や暗記カードの確認時に、手元で振り返る早見表として活用できます。
- 暗記の進め方や学習計画の立て方は第3章を得点源に変える|科学的暗記法を参照してください。
この記事を監修
平沼柊哉
登販道場 代表
この記事の対象読者
- 第3章の主な成分を分類別・注意点つきで手早く確認したい方
- 過去問演習で成分の特徴や禁忌の正誤判定に迷ったときの調べ先がほしい方
- 生薬や漢方処方製剤の重要ポイントを整理したい方
登録販売者試験の合否を大きく左右するのが**第3章「主な医薬品とその作用」**です。試験問題120問のうち40問を占め、配点割合も全体の3分の1に達します。手引きに掲載されている成分は多岐にわたり、名前だけでなく作用の仕組み、起こりうる副作用、使用を避けるべき状態まで幅広く問われます。
以下の30項目は編集部が選んだ学習用の例で、出題頻度順のランキングではありません。成分だけでなく、生薬や漢方処方も含みます。実際の使用条件は剤形や製品で異なるため、手引きと添付文書の条件まで確認してください。

1. 第3章の特徴と配点
登録販売者試験は全5章・120問で構成されます。各章の出題数は次のとおりです。
| 章 | 試験範囲 | 出題数 |
|---|---|---|
| 第1章 | 医薬品に共通する特性と基本的な知識 | 20問 |
| 第2章 | 人体の働きと医薬品 | 20問 |
| 第3章 | 主な医薬品とその作用 | 40問 |
| 第4章 | 薬事関係法規・制度 | 20問 |
| 第5章 | 医薬品の適正使用・安全対策 | 20問 |
合格基準は、総得点の7割以上を満たし、かつ各章ごとに一定割合以上の正答が必要です。基準となる各章の得点割合は実施する自治体の受験案内で示されます。第3章は配点が大きいため、この章での失点を抑えることが合格への重要な条件になります。
手引きの中でも第3章は特に解説の分量が多く、1つの成分に対して「どの薬効群に属するか」「どう働くか」「どんな副作用があるか」「使ってはいけない人は誰か」という複数の視点が組み合わされて出題されます。成分名だけを機械的に暗記するのではなく、作用と注意点のつながりを理解しておく必要があります。

2. 第3章を構成する16のセクション
手引きの第3章は16のセクション(Ⅰ〜ⅩⅥ)に分かれています。まずは目次にあたる全体像を把握すると、自分が今どの薬効を学んでいるかを見失わずに済みます。
| 番号 | セクション名 | 取り扱う薬の例 |
|---|---|---|
| Ⅰ | 精神神経に作用する薬 | かぜ薬、解熱鎮痛薬、睡眠鎮静薬、鎮暈薬 |
| Ⅱ | 呼吸器官に作用する薬 | 鎮咳去痰薬、含嗽薬 |
| Ⅲ | 胃腸に作用する薬 | 制酸薬、健胃薬、消化薬、止瀉薬、瀉下薬 |
| Ⅳ | 心臓などの器官や血液に作用する薬 | 強心薬、高コレステロール改善薬、貧血用薬 |
| Ⅴ | 排泄に関わる部位に作用する薬 | 痔の薬、泌尿器用薬 |
| Ⅵ | 婦人薬 | 婦人更年期障害薬、冷え症用薬 |
| Ⅶ | 内服アレルギー用薬・鼻炎用内服薬 | 鼻炎用内服薬、抗アレルギー薬 |
| Ⅷ | 鼻に用いる薬 | 点鼻薬 |
| Ⅸ | 眼科用薬 | 点眼薬、洗眼薬 |
| Ⅹ | 皮膚に用いる薬 | 外皮用殺菌消毒薬、消炎鎮痛薬 |
| ⅩⅠ | 歯や口中に用いる薬 | 歯痛薬、口内炎用薬 |
| ⅩⅡ | 禁煙補助剤 | 咀嚼剤、経皮吸収剤 |
| ⅩⅢ | 滋養強壮保健薬 | ビタミン主薬製剤、滋養強壮薬 |
| ⅩⅣ | 漢方処方製剤・生薬製剤 | 漢方薬、単味生薬製剤 |
| ⅩⅤ | 公衆衛生用薬 | 殺虫剤、忌避剤、消毒薬 |
| ⅩⅥ | 一般用検査薬 | 尿糖・尿タンパク検査薬、妊娠検査薬 |
本記事の30成分は、問題演習の中心となる「精神神経」「呼吸器」「胃腸」「アレルギー」「皮膚」「生薬・漢方」を中心に選定しています。
3. 学習の核になる代表30成分の一覧
各分類の基本となる成分をまとめました。成分ごとの特徴、主な作用機序、使用時の注意点を確認してください。
解熱鎮痛成分
解熱鎮痛薬の基本となる成分群です。作用する部位や小児への適応の違いが問われます。

1. アセトアミノフェン
- 作用:主に中枢神経系に作用して解熱・鎮痛をもたらします。末梢でのプロスタグランジン産生抑制作用は弱いため、抗炎症作用はほとんど期待できません。
- 特徴:胃腸への負担が比較的穏やかで、小児向け製剤にも広く用いられます。アセトアミノフェン、カフェイン、エテンザミドの組み合わせは「ACE処方」と呼ばれます。
- 注意点:過量摂取やアルコールとの併用により、重篤な肝機能障害を引き起こすおそれがあります。
2. イブプロフェン
- 作用:プロスタグランジンの生合成を抑制することで、優れた抗炎症・鎮痛・解熱作用を示します。
- 注意点:胃粘膜を保護するプロスタグランジンの産生も抑えるため胃腸障害に注意が必要です。腎臓病の診断を受けた人は服用前の相談が必要です。解熱鎮痛薬やかぜ薬で喘息を起こしたことがある人は服用してはいけません。胎児への影響を考慮し、出産予定日12週以内の妊婦は服用できません。15歳未満の小児の使用も禁忌とされています。
3. アスピリン(アセチルサリチル酸)
- 作用:サリチル酸系の解熱鎮痛成分で、プロスタグランジン産生抑制による抗炎症・解熱・鎮痛作用を持ちます。
- 注意点:胃腸障害や血液凝固を抑える作用(出血傾向)に注意が必要です。15歳未満の水痘・インフルエンザ患者への投与によりライ症候群の発症リスクが高まるため、15歳未満の小児への使用は禁止されています。アスピリン喘息にも警戒が必要です。
4. エテンザミド
- 作用:サリチル酸系の解熱鎮痛成分ですが、痛みの発生を抑える作用に加えて、痛みの伝達を抑える中枢性の働きが比較的強い特徴を持ちます。
- 注意点:ACE処方の一角を担いますが、サリチル酸系であるため15歳未満の水痘・インフルエンザ患者には使用できません。
5. イソプロピルアンチピリン
- 作用:ピリン系の解熱鎮痛成分で、強い鎮痛効果と解熱効果を示します。消炎作用はごくわずかです。
- 注意点:ピリン系特有の重篤なアレルギー反応(ピリン疹やアナフィラキシー)に注意が必要です。
かぜ薬の配合成分
かぜ薬(総合感冒薬)は、諸症状を抑えるために多様な成分が組み合わされています。
6. クロルフェニラミンマレイン酸塩
- 作用:第1世代の抗ヒスタミン成分で、くしゃみや鼻水を抑えます。
- 注意点:ヒスタミン受容体を遮断するだけでなく抗コリン作用も併せ持つため、眠気、口渇、便秘、排尿困難が生じることがあります。排尿困難のある人や緑内障の診断を受けた人は使用前に医師や薬剤師への相談が必要です。
7. ジフェンヒドラミン塩酸塩
- 作用:抗ヒスタミン成分で、くしゃみや鼻水の緩和のほか、中枢神経系を抑制する働きを利用して睡眠改善薬としても使用されます。
- 注意点:母乳へ移行して乳児に昏睡等を起こすおそれがあるため、授乳中の人は使用を避けるか、服用中は授乳を中止する必要があります。睡眠改善薬として使用する場合は15歳未満の小児には使用できません。
8. ブロムヘキシン塩酸塩
- 作用:気道粘膜からの分泌を促し、粘液の粘度を低下させて痰を排出しやすくする去痰成分です。
- 注意点:まれにショック(アナフィラキシー)などの重い副作用が生じることがあります。
9. トラネキサム酸
- 作用:炎症に関与する酵素プラスミンの働きを抑える抗プラスミン成分で、咽頭痛や腫れを鎮めます。
- 注意点:血栓を分解する働きを抑えるため、血栓症のある人や血栓症を起こすおそれのある人は使用前の相談が必要です。
10. グリチルリチン酸二カリウム
- 作用:抗炎症作用を持ち、のどの炎症や粘膜の荒れを抑えます。
- 注意点:カンゾウ(甘草)に含まれる主成分と同系統です。大量摂取や複数の医薬品・漢方薬との併用によって、偽アルドステロン症(血圧上昇、むくみ、低カリウム血症など)を引き起こすおそれがあります。
鎮咳去痰成分
咳を鎮める成分、気管支を広げる成分、痰を出しやすくする成分があります。作用の違いと使用上の注意を組にして覚えます。

11. コデインリン酸塩水和物
- 作用:延髄の咳嗽中枢に直接作用して咳を強力に鎮める麻薬性鎮咳成分です。
- 注意点:便秘の副作用や長期連用による依存性のリスクがあります。小児における呼吸抑制のリスクから、12歳未満の小児には使用できません。授乳中は服用を避けるか、服用期間中の授乳を避けます。
12. ジヒドロコデインリン酸塩
- 作用:コデインと同様に延髄の咳嗽中枢を抑制する麻薬性鎮咳成分です。
- 注意点:12歳未満の小児には使用できません。授乳中は服用を避けるか、服用期間中の授乳を避けます。依存性や便秘にも注意が必要です。
13. デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物
- 作用:延髄の咳嗽中枢に作用して咳を抑える非麻薬性の鎮咳成分です。
- 特徴:非麻薬性という分類だけで安全性を判断してはいけません。指定濫用防止医薬品の対象成分の一つで、適正な使用と販売時の確認が必要です。
14. メチルエフェドリン塩酸塩
- 作用:アドレナリン作動成分として交感神経系を刺激し、気管支を拡張させて呼吸を楽にします。
- 注意点:心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能亢進症のある人は症状を悪化させるおそれがあるため相談対象となります。中枢神経興奮作用や依存性にも注意が必要です。
胃腸薬の主成分
胃粘膜の保護、胃酸の中和、胃腸運動の調節など、作用の目的ごとに成分が異なります。
15. スクラルファート
- 作用:胃粘膜の荒れた部分に結合して保護層を形成し、胃酸やペプシンによる攻撃から粘膜を守ります。
- 注意点:アルミニウムを含む成分であるため、アルミニウム脳症の発症を防ぐ観点から、透析治療を受けている人は使用できません。腎臓病の診断を受けた人も事前に医師等への相談が必要です。
16. ロペラミド塩酸塩
- 作用:腸管の運動を強力に抑制し、水分の吸収を促す止瀉成分です。
- 注意点:食べ過ぎ・飲み過ぎや寝冷えによる下痢などが適用対象で、食あたり・水あたりへの適用はありません。発熱、血便、粘液便を伴う下痢などは服用前の相談事項です。15歳未満には使用できず、授乳中は服用を避けるか授乳を避けます。
17. センノシド(センナ・大黄由来)
- 作用:大腸に到達した後に腸内細菌によって分解され、大腸を刺激して蠕動運動を高める刺激性瀉下成分です。
- 注意点:子宮収縮を誘発して流産や早産のリスクがあるため、妊婦または妊娠していると思われる女性は使用を避ける必要があります。また乳児の下痢を引き起こすおそれがあるため、授乳婦も使用を避けるか、服用期間中の授乳を中断します。
18. ロートエキス
- 作用:副交感神経の働きを抑える抗コリン成分で、胃液分泌を抑え、胃腸の過剰な痙攣・痛みを緩和します。
- 注意点:眼圧を上昇させるおそれがあるため緑内障の人、排尿困難を悪化させるおそれがあるため前立腺肥大の人は相談が必要です。母乳の分泌を抑える作用や母乳移行による乳児の頻脈への懸念から、授乳中の人は使用を避けるか授乳を避ける必要があります。
アレルギー用薬・外皮用薬
アレルギー症状を抑える内服薬・点鼻薬や、皮膚の局所的な炎症を抑える成分です。
19. ケトチフェンフマル酸塩
- 作用:抗アレルギー成分(ケミカルメディエーター遊離抑制)と抗ヒスタミン作用を併せ持ち、アレルギー性鼻炎などに用いられます。
- 注意点:中枢抑制作用による眠気や注意力低下に注意が必要です。てんかん等の痙攣性疾患のある人は発作を誘発するおそれがあるため慎重な対応が求められます。
20. ナファゾリン塩酸塩
- 作用:局所の血管を収縮させて鼻粘膜の充血や腫れを抑えるアドレナリン作動成分(点鼻薬用)です。
- 注意点:過度に使用を続けると血管が反応しなくなり、かえって二次充血を招いて鼻づまりが悪化する薬剤性鼻炎(リバウンド)を起こすおそれがあります。
21. プソイドエフェドリン塩酸塩
- 作用:内服の鼻炎用薬に配合されるアドレナリン作動成分で、鼻粘膜の充血を抑えて鼻づまりを改善します。
- 注意点:交感神経興奮作用が強いため、心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の診断を受けた人、前立腺肥大による排尿困難がある人は使用してはいけません。
22. インドメタシン
- 作用:非ステロイド性抗炎症成分(NSAIDs)として外用消炎鎮痛薬(テープ剤、ゲル剤など)に配合されます。
- 注意点:外用剤であっても体内へ吸収されるため、アスピリン喘息の既往がある人は使用できません。11歳未満には使用できません。1%濃度の貼付剤では15歳未満に使用できないため、剤形と濃度を区別して覚えます。
23. ケトプロフェン
- 作用:優れた消炎・鎮痛作用を持つ外用のNSAIDs成分です。
- 注意点:貼付部位が紫外線にさらされることで生じる「光線過敏症」に強い警戒が必要です。使用中および使用後しばらくは日光を遮断する必要があります。チアプロフェン酸等に過敏症を起こしたことのある人も使用できません。
24. リドカイン
- 作用:知覚神経の伝導を一時的に遮断する局所麻酔成分です。痔疾用薬、外用鎮痛薬、歯痛薬などに広く配合されます。
- 注意点:局所への刺激感や、まれにショック(アナフィラキシー)などの全身性過敏症状を引き起こすことがあります。
重要生薬
生薬は多くの漢方処方製剤に共通して含まれており、含まれる主要成分と副作用の関係が頻繁に問われます。

25. カンゾウ(甘草)
- 主成分:グリチルリチン酸を含みます。
- 作用:抗炎症作用、緊張緩和作用があり、非常に多くの漢方処方に配合されています。
- 注意点:長期連用や過量摂取により、偽アルドステロン症やミオパチーを発症するおそれがあります。
26. マオウ(麻黄)
- 主成分:エフェドリン類を含みます。
- 作用:交感神経を刺激して気管支を広げ、発汗を促す作用があります。
- 注意点:心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能亢進症のある人、発汗傾向の著しい人や体の虚弱な人は使用前に相談が必要です。
27. ダイオウ(大黄)
- 主成分:センノシド類を含みます。
- 作用:大腸を刺激して排便を促す瀉下作用を持ちます。
- 注意点:妊婦または妊娠していると思われる人は、使用前の相談が必要です。授乳中は使用を避けるか、使用中の授乳を避けます。配合された処方の適応体質も確認します。
代表的な漢方処方製剤
漢方処方製剤では、対象となる人の体力状態(虚実)と、どの主要生薬を含んでいるかの組み合わせが問われます。
28. 葛根湯(かっこんとう)
- 構成生薬:マオウ、カンゾウなどを含みます。
- 適応:体力中等度以上の人で、感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、頭痛、肩こりなどに用いられます。
- 注意点:マオウを含むため、体が極端に虚弱な人や発汗が著しい人には不向きです。
29. 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
- 構成生薬:マオウ、カンゾウなどを含みます。
- 適応:体力中等度またはやや虚弱な人で、うすい水様の痰を伴う咳や鼻水、花粉症などに用いられます。
- 注意点:マオウを含むため、心機能障害や高血圧などの基礎疾患がある人では慎重な判断が必要です。
30. 麦門冬湯(ばくもんどうとう)
- 構成生薬:カンゾウを含みます(マオウは含みません)。
- 適応:体力中等度以下で、痰が切れにくく、ときに強く咳き込む乾いた咳や気管支炎などに用いられます。
- 注意点:水様性の痰が多い人には適していません。
4. 似た名前でも使用条件は一つずつ確認する
メチルエフェドリンとプソイドエフェドリンのように名前が似ていても、使用上の注意は同じではありません。「相談すること」と「してはいけないこと」を別の欄に書き、対象となる病気や状態まで確認します。語尾だけから作用や安全性を推定する覚え方は避けましょう。
なお、かぜ薬や鎮咳去痰薬に含まれる一部の成分(コデイン、ジヒドロコデイン、エフェドリン、メチルエフェドリン、プソイドエフェドリンなど)は、適正使用の観点から販売数量や対象年齢に応じた確認事項が法規で細かく定められています。制度の詳細は第4章の薬事法規の解説記事で確認してください。
5. 学習を定着させる進め方の例

一度にすべての成分を覚え切ることは困難です。次の計画例のように、インプットと問題演習を交互に繰り返す進め方が効果的です。
| 期間の目安 | 取り組む内容 |
|---|---|
| 1〜3日目 | 本記事の30成分を確認し、作用・副作用・禁忌の概要を把握する |
| 4〜7日目 | 精神神経系・呼吸器系・胃腸薬の過去問を解き、該当成分の問われ方を確認する |
| 8〜11日目 | アレルギー用薬・外用薬・生薬・漢方製剤の過去問を演習する |
| 12〜14日目 | 総合的な過去問演習を行い、間違えた成分の注意点を本表に戻って再確認する |
学習アプリ「登販道場」では、これらの重要成分を含む問題演習や暗記カードを間隔反復の仕組みで効率よく復習できます。苦手な薬効群を重点的に復習する手段として活用してください。
6. まとめ
第3章の学習では、暗記する範囲を闇雲に広げるのではなく、まず各薬効群の骨格となる成分を確実に押さえることが近道になります。
- 解熱鎮痛薬では作用機序(末梢か中枢か)と小児への適応を整理する
- 鎮咳去痰薬やアレルギー薬では、眠気、口渇・便秘などの抗コリン作用、依存性や使用上の注意を確認する
- 生薬や漢方処方製剤は、主要3生薬(カンゾウ・マオウ・ダイオウ)の含有有無と体質(虚実)を対応付ける
演習の途中で曖昧な成分が出てきたら、この一覧に戻って正確な条件を再確認してください。
よくある質問
第3章で取り上げられる成分はどのくらいありますか?
手引きには多岐にわたる成分や漢方処方製剤が収載されています。すべてを一度に暗記しようとせず、まずは各分類の土台となる基本的な成分から役割と注意点を整理していく進め方が現実的です。
アセトアミノフェンとアスピリンにはどのような違いがありますか?
アセトアミノフェンは主に中枢神経系に作用して解熱鎮痛効果を示し、末梢での抗炎症作用はほとんど期待できません。一方のアスピリン(アセチルサリチル酸)はプロスタグランジンの産生を抑えることで抗炎症作用も示しますが、胃腸障害や出血傾向に注意が必要で、ライ症候群の発症リスクから15歳未満の小児には使用できません。
漢方処方製剤はどのように覚えるとよいですか?
配合されている主要生薬(カンゾウ、マオウ、ダイオウなど)と、対象となる人の体質(体力充実、中等度、虚弱など)をセットで確認すると整理しやすくなります。
第3章の学習時間はどれくらい見込むべきですか?
出題数が多く出題範囲も広いため、全体の学習計画の中でまとまった時間を確保して、問題演習と成分の確認を繰り返し行う必要があります。
📝 更新履歴
- 2026年4月23日:初版公開(手引き令和7年4月一部改訂版に準拠、TOP30リファレンス)
- 2026年9月17日:本文と関連情報を見直し、説明を整理
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