登録販売者試験 第3章を得点源に変える|カタカナ成分を覚える科学的暗記法【令和8年手引き対応】
この記事の結論
- 第3章「主な医薬品とその作用」は全120問中40問を占め、自治体ごとの章別最低ラインを満たすためにも避けて通れません。
- カタカナ成分を1つずつ暗記するのではなく、「作用カテゴリ」「共通語尾」「思い出す反復練習」を組み合わせて整理します。
- 読むだけの復習より、テキストを閉じて思い出すテスト形式の学習(検索練習)のほうが記憶の定着率が高まります。
- 語呂合わせは成分名を思い出すきっかけにとどめ、使用上の注意や副作用などの安全条件までセットで覚えます。
- 漢方処方製剤・生薬製剤は直前に先送りせず、風邪薬などの関連する節と並行して進めるのが安全です。
この記事を監修
平沼柊哉
登販道場 代表
第3章のカタカナ成分を覚える近道は、作用ごとのグループ分け、語尾のパターン認識、テキストを閉じて思い出す反復作業の3つを組み合わせることです。手引きに並ぶ膨大な成分名を頭から丸暗記しようとすると、似た名前が混ざり合って試験本番で引き出せなくなります。
厚生労働省の「試験問題の作成に関する手引き」(令和8年4月版)に沿って、第3章を得点源にするための整理手順と学習の進め方をまとめました。
この記事の対象読者
- 第3章のカタカナ成分名が混ざってしまい覚えられない方
- テキストを読んでも過去問の選択肢で迷ってしまう方
- 独学で第3章の学習を進めたい方
- 試験本番に向けて第3章の学習計画を立て直したい方
第3章を覚えられないときは、間違いを3つに分ける
テキストを繰り返し読んでも定着しないときは、間違えた原因を整理することから始めます。原因に合わせて復習行動を分けると、今日やるべき作業を1つに絞り込めます。
| 間違いの種類 | 今日の復習行動 |
|---|---|
| 成分名が出てこない | 作用のグループ名に戻り、代表的な成分名を1つずつ確認する |
| 似た成分名を混同する | 2つの成分を並べ、語尾や使い分けの違いを書き出して比べる |
| 名前は分かるが注意条件を間違う | してはいけないことや相談することの対象者と理由をセットで読む |
自分でノートを用意する場合は、成分名/作用/使用上の注意/自分が取り違えた点、の4項目を書き込める枠を作り、間違えた成分だけを1行ずつ記録します。
今日10分だけ取り組むなら、手持ちの教材から1つの分類を選び、3問程度を解く練習を行ってください。テキストを閉じて解き、解説を読んで誤りを1つ直したら、翌日に同じ問題を解き直します。一度にすべてを網羅しようとせず、間違えた箇所だけを修正していきましょう。各成分の整理には、成分の特徴を調べるも参考にしてください。
第3章は全120問中40問
登録販売者試験は全120問で構成されますが、配点は均等ではありません。第3章だけで40問あり、出題全体の3分の1に達します。
| 章 | 出題範囲 | 問題数 |
|---|---|---|
| 第1章 | 医薬品に共通する特性と基本的な知識 | 20問 |
| 第2章 | 人体の働きと医薬品 | 20問 |
| 第3章 | 主な医薬品とその作用 | 40問 |
| 第4章 | 薬事関係法規・制度 | 20問 |
| 第5章 | 医薬品の適正使用・安全対策 | 20問 |
加えて、各章には最低得点ラインが設定されています。基準は実施自治体の受験案内で示されており、3.5割または4割以上を各章で満たす必要があります。たとえば4割基準の地域では、第3章単独で16問以上の正解が求められます。どれほど他の章で高得点を取っても、第3章で最低ラインを割ると合格できません。
第3章は16の節に分かれており、それぞれ多様な成分が登場します。
| 節 | 主な内容 |
|---|---|
| I | 精神神経に作用する薬(かぜ薬・解熱鎮痛薬・眠気関連・鎮暈薬・小児の疳など) |
| II | 呼吸器官に作用する薬(鎮咳去痰薬・口腔咽喉薬・含嗽薬) |
| III | 胃腸に作用する薬(制酸・健胃・消化・整腸・止瀉・瀉下・浣腸) |
| IV | 心臓・血液に作用する薬(強心薬・高コレステロール改善薬・貧血用薬) |
| V | 排泄に関わる部位に作用する薬(痔の薬・泌尿器用薬) |
| VI | 婦人薬 |
| VII | 内服アレルギー用薬 |
| VIII | 鼻に用いる薬 |
| IX | 眼科用薬 |
| X | 皮膚に用いる薬 |
| XI | 歯や口中に用いる薬 |
| XII | 禁煙補助剤 |
| XIII | 滋養強壮保健薬 |
| XIV | 漢方処方製剤・生薬製剤 |
| XV | 公衆衛生用薬 |
| XVI | 一般用検査薬 |
成分名そのものだけでなく、作用機序、副作用、使用してはいけない人、相談することの条件まで出題されるため、情報の整理方法が合否を左右します。
成分暗記で行き詰まる2つの要因
第3章の学習でつまずく要因は、知識の結びつけ方や復習の手順にあります。
読むだけの学習で終わっている
テキストをマーカーで塗り、何度も読み返すだけでは、本番の試験で自力で思い出す力はつきません。KarpickeとRoediger(2008年)の研究では、同じ時間を使って繰り返し読んだ被験者よりも、思い出す練習(テスト)を挟んだ被験者のほうが、1週間後のテスト成績で大きく優れていたことが示されています。
読む(インプット)
情報を入れるだけでは
神経回路は強化されない
記憶定着率:低い
思い出す(アウトプット)
思い出す作業によって
神経回路が強化される
記憶定着率:高い
情報を頭に入れる時間よりも、頭から引っ張り出す時間を意識して設ける必要があります。
語呂合わせで名前しか覚えていない
語呂合わせは名前を思い出すきっかけになりますが、名前単体だけでは得点に結びつきません。実際の試験問題では次のように、成分の属性や安全管理上の注意が問われます。
- コデインリン酸塩水和物は、12歳未満の小児に使用しない。
- プソイドエフェドリン塩酸塩は、高血圧や甲状腺機能障害の診断を受けた人では使用を避ける。
名前を思い出した段階で、対象年齢、持病による制限、副作用の症状がセットで出てこなければ正誤を判断できません。
記憶を定着させる認知科学の考え方
暗記の効率を上げるには、人間の記憶の仕組みに逆らわない手順が必要です。
忘却に合わせた分散学習
人間は一度覚えた内容を時間経過とともに忘れていきます。Ebbinghausの記憶研究が示すように、学習直後から忘れが進行するため、忘れかけたタイミングで復習を重ねる「分散学習」が有効です。1日で何時間も詰め込むより、間隔を空けて短時間の復習を繰り返すほうが記憶は長持ちします。
復習なし(一夜漬け)
分散学習(適切なタイミングで復習)
※ 数値はイメージです。実際の忘却曲線はエビングハウスの無意味綴りの実験に基づいており、意味のある知識はこれほど急には忘れません。
間隔反復システム(SRS)の活用
覚えたての項目は短い間隔で、定着してきた項目は日数を空けて復習する仕組みをSRS(Spaced Repetition System)と呼びます。暗記アプリや単語カードで復習日を管理すると、無駄な反復を減らしながら苦手な成分を重点的に補強できます。
検索練習(テスト効果)
テキストを見直す代わりに「テキストを閉じて成分名を言ってみる」「過去問を解く」「暗記カードで裏面を見る前に答える」という作業を挟みます。脳が記憶を検索する負荷をかけることで、長期記憶への定着が促されます。
カタカナ成分を整理する3ステップ
学習を具体的に進める手順を3段階に分けます。
ステップ1:成分を作用カテゴリで束ねる
まずは「何をする薬か」という機能で成分をまとめます。たとえば「解熱鎮痛成分」という枠を作り、その下に代表的な成分を配置します。
解熱鎮痛成分のグループ例
- アスピリン
- サリチルアミド
- エテンザミド
- アセトアミノフェン
- イブプロフェン
- イソプロピルアンチピリン
「痛みの発生や伝達を抑えるグループ」として1つにまとめると、別のカテゴリ(鎮咳成分や抗ヒスタミン成分など)と混同しにくくなります。エテンザミドは痛みの発生抑制だけでなく、痛みの伝達を抑える働きが比較的強いといった個別の特徴も、同じ枠組みの中で比較すると理解しやすくなります。
ステップ2:似た名前を記憶の手がかりにする
カタカナ成分名には、薬効群ごとに共通する語尾が多く見られます。
| 共通語尾 | 推測される成分群 | 代表例 |
|---|---|---|
| 〜ラミン | 抗ヒスタミン成分の一部 | ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミン |
| 〜カイン | 局所麻酔成分 | リドカイン、ジブカイン |
| 〜ゾリン | アドレナリン作動(血管収縮)成分 | ナファゾリン、テトラヒドロゾリン |
| 〜ゾロン/〜ゾン | 副腎皮質ホルモン(ステロイド)成分 | プレドニゾロン、ヒドロコルチゾン、デキサメタゾン |
| 〜アーゼ | 消化酵素成分 | アミラーゼ、リパーゼ |
| 〜フィリン | キサンチン系(気管支拡張)成分 | ジプロフィリン |
| 〜プロフェン | プロピオン酸系消炎鎮痛成分 | イブプロフェン、ケトプロフェン |
似た名前は、すでに学んだ成分を思い出す手がかりになります。ただし、名前だけで作用や使用条件を判断することはできません。作用と注意点は、手引きや添付文書で成分ごとに確認します。
ステップ3:思い出す反復練習で定着させる
カテゴリと語尾で整理した知識は、反復復習で定着させます。
- 毎日15分から30分、暗記カードや問題集で復習する時間帯を固定します。
- 新しく覚える成分は1日10種類から15種類程度に抑え、前日や3日前の復習を優先します。
- 「なんとなく知っている」で終わらせず、成分名を見た瞬間に「注意すべき人」まで口に出せるか確認します。
押さえておきたい主要成分カテゴリ
試験対策の骨格となる頻出カテゴリと、手引きで問われる主な注意点を整理しました。
| カテゴリ | 代表成分 | 学習上の重要ポイント |
|---|---|---|
| 解熱鎮痛成分 | アスピリン、サリチルアミド、エテンザミド、アセトアミノフェン、イブプロフェン、イソプロピルアンチピリン | サリチル酸系(サリチルアミド、エテンザミドなど)は15歳未満の水痘・インフルエンザ時にライ症候群の発症リスクがあるため使用を避ける。アセトアミノフェンを含め、製品や剤形ごとの対象年齢の確認が必要 |
| 抗ヒスタミン成分 | ジフェンヒドラミン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩、メキタジン、クレマスチンフマル酸塩 | 眠気や抗コリン作用(口渇、排尿困難など)に注意。睡眠改善薬としてのジフェンヒドラミンは15歳未満に使用しない |
| 抗コリン成分 | ベラドンナ総アルカロイド、ヨウ化イソプロパミド | 瞳孔散大(まぶしさ)、排尿困難、便秘など。緑内障や前立腺肥大による排尿困難がある人は相談対象 |
| アドレナリン作動成分 | メチルエフェドリン塩酸塩、プソイドエフェドリン塩酸塩 | 気管支拡張や鼻粘膜充血改善。プソイドエフェドリンは心臓病・高血圧・糖尿病・甲状腺機能障害等で使用を避ける対象。メチルエフェドリンや生薬マオウは心臓病・高血圧・甲状腺機能亢進症等で相談対象 |
| 麻薬性鎮咳成分 | コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩 | 延髄の咳嗽中枢に作用。12歳未満の小児には使用しない。便秘や依存性に注意 |
| 非麻薬性鎮咳成分 | デキストロメトルファン臭化水素酸塩、ノスカピン、チペピジンヒベンズ酸塩、クロペラスチン塩酸塩 | 麻薬性成分と異なり呼吸抑制や依存性の懸念が少ない。麻薬性との分類違いが頻出 |
| 去痰成分 | グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、ブロムヘキシン塩酸塩、エチルシステイン塩酸塩 | 粘液分泌促進や粘稠度低下により痰を排出しやすくする。胃腸障害の副作用に注意 |
| 抗炎症成分 | トラネキサム酸、グリチルリチン酸二カリウム | グリチルリチン酸は多量摂取や長期連用で偽アルドステロン症(むくみ、血圧上昇、脱力感など)を引き起こす恐れがある |
| 頻出生薬(呼吸器系) | マオウ、シャゼンソウ、セネガ、キキョウ、オウヒ | マオウは交感神経刺激作用があり循環器系への負担に注意。基原植物と薬効の組み合わせを確認する |
| 頻出漢方処方製剤 | 葛根湯、小青竜湯、麻黄湯、柴胡桂枝湯、半夏厚朴湯、麦門冬湯 | 体力区分(虚実)や症状の特徴(痰の性状など)と結びつける。麦門冬湯は痰が切れにくい咳に適し、水様痰には不向き |
※医薬品の適正使用基準や濫用等のおそれのある医薬品の指定については、最新の法規通知や製品の添付文書を確認してください。2026年5月施行の指定濫用防止医薬品制度では、コデイン、ジヒドロコデイン、エフェドリン、プソイドエフェドリン、メチルエフェドリン、ブロモバレリル尿素、ジフェンヒドラミン、デキストロメトルファン(外用剤除く)について、18歳未満への複数・大容量販売の禁止など確認手順が厳格化されています。成分ごとの法規上の位置づけは第4章の関連情報とあわせて把握する必要があります。
読むより、思い出すほうが定着します
この表の成分カテゴリは、暗記カードで思い出す練習をしてみましょう。無料登録後は暗記カードの画面に進みます。学習する章を選んで始められます。
漢方処方製剤と生薬製剤の進め方
第3章のXIV節にある漢方・生薬は、カタカナ成分に比べて後回しにされがちです。しかし毎年複数問出題され、第4章や第5章など他分野での穴埋めが難しいため、完全に捨てると足切りのリスクが高まります。
体力区分と症状の特徴で整理する
漢方処方製剤は、使用者の「体力区分(虚実)」と「主訴」の組み合わせで整理します。
- 葛根湯:体力中等度以上。感冒の初期、鼻かぜ、頭痛、肩こりなどに用いる。マオウ・カンゾウを含む。
- 麻黄湯:体力充実。悪寒や発熱が強く、咳が出て身体の節々が痛む感冒の初期に用いる。
- 小青竜湯:体力中等度またはやや低下。薄い水様の痰や鼻水が出る鼻炎、気管支炎に用いる。
- 柴胡桂枝湯:体力中等度またはやや虚弱。微熱や寒気、頭痛があり、吐き気や腹痛を伴う感冒の後期に用いる。
- 半夏厚朴湯:体力中等度。咽喉・食道部に異物感があり、気分がふさぐ症状に用いる(マオウは含まない)。
- 麦門冬湯:体力中等度以下。痰が切れにくく強く咳き込む場合に用いる。水様痰が多い人には適さない。
生薬は作用と含有成分に注目する
生薬はすべてを網羅しようとせず、一般用医薬品の主薬や注意点に関わる代表的なものから押さえます。
- マオウ(麻黄):エフェドリン類を含み、交感神経を刺激して気管支を拡張させる。循環器系疾患のある人は相談。
- カンゾウ(甘草):グリチルリチンを含み、抗炎症作用を持つ。過剰摂取による偽アルドステロン症に注意。
- センナ・センノシド・ダイオウ:大腸を刺激する瀉下成分です。センナ・センノシド配合の瀉下薬は妊婦または妊娠していると思われる人では使用を避けます。ダイオウ配合製剤は服用前の相談が必要です。3成分とも、授乳中は使用を避けるか使用中の授乳を避けます。
- シャクヤク(芍薬):鎮痛・鎮痙作用を持ち、筋肉のけいれんや腹痛に用いられる。
直前期に向けた1ヶ月の学習計画例
試験1ヶ月前を想定した第3章の復習計画例です。学習の進捗に合わせて日数を調整してください。
1〜2週目:苦手カテゴリの過去問演習
模擬試験や過去問を解き、失点が多いカテゴリを洗い出します。
- 節ごとに過去問を解き、間違えた成分の属性や副作用を暗記カードに戻す。
- 似た名前の成分(抗ヒスタミン成分、抗コリン成分など)を表にして違いを書き出す。
- 複数の都道府県の過去問を解き、ひっかけパターンの言い回しに慣れる。
3週目:漢方・生薬の総点検
後回しになりやすい漢方処方製剤と生薬を集中的に復習します。
- 頻出漢方の「体力区分」「主訴」「マオウ・カンゾウの有無」を再確認する。
- 瀉下薬、外用薬、胃腸薬に含まれる生薬の薬効を一覧表で確認する。
- 過去問の漢方・生薬問題をまとめて解き、問われ方の傾向を掴む。
4週目:時間を測った通し演習
本番を想定し、時間配分を意識して問題を解きます。
- 第3章の40問を40〜50分程度で解き、見直しの時間を確保する練習をする。
- 他の章と混ぜた120問通しの演習を行い、各章で最低基準を安定して超えられるか確認する。
- 間違えた問題は手引きの記述に戻り、周辺の注意点まで確認する。
ブロック学習 ― 1分野ずつ集中して進める
インターリービング ― 分野を交互に切り替える
分野を切り替えるたびに「思い出す」作業が発生し、記憶が強化される
特定の章だけを解き続ける日と、全章を混ぜて解く日を組み合わせると、本番で知識を引き出す回路が鍛えられます。
登販道場を活用した反復学習
登販道場では、第3章の膨大な成分を効率的に記憶するための機能を備えています。
- 節別の演習機能:第3章のI〜XV節を個別に選択して演習できるため、苦手なカテゴリを集中的に解き直せます。
- 間隔反復によるカード復習:成分名と安全条件をカード形式で出題し、理解度に応じた間隔で復習を促します。
- 本番形式の模試:120問形式で第3章を含む全章の得点バランスを把握し、章ごとの到達状況を確認できます。
通勤や休憩時間の10〜15分を利用して1問1答形式で思い出す作業を繰り返すだけでも、知識の定着率は着実に高まります。
各成分の詳しい特徴を調べたい場合は第3章 頻出成分リファレンスTOP30を辞書代わりに活用してください。全体の仕上がり具合を確かめる際は登録販売者試験に「模試」はなぜ必要かを参考に、客観的な現在地を確認することをおすすめします。
まとめ
| 検討項目 | 学習の実践内容 |
|---|---|
| 第3章の重み | 全体の3分の1(40問)を占め、足切り基準もあるため確実な対策が必要 |
| 記憶の改善点 | 孤立した暗記をやめ、カテゴリ化・共通語尾・思い出す練習を導入する |
| 語呂合わせの扱い | きっかけ作りに留め、副作用や使用制限の属性情報を必ず併記して覚える |
| 漢方・生薬の対策 | 後回しにせず、体力区分や主訴とのペアで代表的な処方から着手する |
| 直前期の調整 | 弱点カテゴリの特定、漢方生薬の確認、時間を測った過去問演習で仕上げる |
第3章は暗記すべき成分数が多いものの、作用ごとの枠組みを作り、語尾や安全条件を結びつけて反復練習を行えば、着実に点数へ結びつけられます。まずは解熱鎮痛成分や鎮咳去痰成分など、身近な薬効群の整理から始めてみてください。
よくある質問
第3章の成分名を覚えるのに何時間くらいかかりますか?
必要な学習時間は基礎知識や学習スタイルによって異なり、一律には決まりません。毎日30分程度の復習はあくまで計画の一例です。問題演習の間違いの多さや定着具合に合わせて、復習にかける期間を調整してください。
第3章は捨てても合格できますか?
捨てる選択は非常に危険です。第3章は全120問中40問と全体の3分の1を占めます。さらに各章には最低ライン(自治体の受験案内により3.5割または4割など)が設定されており、第3章の正答数が不足すると総合点に関わらず不合格になります。
語呂合わせだけで第3章を攻略できますか?
語呂合わせは成分名を思い出す入口として役立ちますが、それだけでは試験に対応できません。試験では作用の仕組み、副作用、相談すること・してはいけないことなどの安全上の条件まで問われます。名前を思い出したら属性情報を結びつける練習が必要です。
漢方処方製剤と生薬は後回しでいいですか?
手引きの後方に配置されているため後回しにされがちですが、直前期に手が回らず失点する原因になりやすい分野です。葛根湯やマオウなど、風邪や鎮咳去痰で登場する頻出の漢方・生薬は、前半の学習と並行して少しずつ進めるのが確実です。
第3章の勉強を始めるタイミングはいつがベストですか?
全体の学習初期から中期にかけて着手するのが現実的です。第2章で人体の仕組みを学んでから入ると薬の作用が理解しやすくなります。試験直前まで手をつけていないと暗記が間に合わなくなるため、早めの着手が推奨されます。
参考文献・情報源
- 厚生労働省 - 登録販売者試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月)
- 厚生労働省 - これまでの登録販売者試験実施状況等について
- 岡山県 - 乱用等のおそれがある医薬品の販売等について
- Karpicke, J. D., & Roediger, H. L. III. (2008). The critical importance of retrieval for learning. Science, 319(5865), 966–968.
- Roediger, H. L., & Karpicke, J. D. (2006). The power of testing memory: Basic research and implications for educational practice. Perspectives on Psychological Science, 1(3), 181–210.
- Ebbinghaus, H. (1885). Über das Gedächtnis. Untersuchungen zur experimentellen Psychologie. Duncker & Humblot, Leipzig.
📝 更新履歴
- 2026年4月21日:初版公開(令和8年4月版手引きに対応)
- 2026年9月17日:本文と関連情報を見直し、説明を整理
- 2026年9月26日:学習のつまずき別復習手順を追加し、節一覧を令和8年4月手引きに照合(XVI一般用検査薬を独立行へ修正)。
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